
先生。教えてください。
漢数詞육(6)を뉵や륙と発音するのはなぜですか?
16(심뉵)とか106(뱅뉵)とか難しすぎます。
육(6)が뉵や륙と発音される場合は下記の通りです。
- 륙: 6が数量ではなく、そして語中で使われた場合
- 뉵: 6が数量であり、そして語中で使われた場合
6の漢字音は「륙」であるため、数量じゃない時、語中では「륙」と発音します。
数量の時は「ㄴ添加」によって「뉵」と発音します。


???
解説
육の発音は3つ存在しますが、これを理解するためには「ㄴ添加」、「流音化」、「数量」の知識が必要です。
- 육:基本的な読み方
- 뉵:ㄴ添加、鼻音化による発音変化
- 륙:昔の読み方による影響
ひとつづつ見ていきましょう。
육と読むとき
数量の時でも、数量じゃない時でも육(6)が語頭に来た場合は「육」と読みます。
数量の時
- 64(ろくじゅうよん) → [육십사]
- 698(ろっぴゃくきゅうじゅうはち) → [육백구십팔]
- 6500(ろくせんごひゃく) → [육천오백]
数量じゃない時
- 64(ろくよん) → [육사]
- 698(ろくきゅうはち) → [육팔구]
- 6500(ろくごぜろぜろ) → [육오구구]
륙と読む時
数量ではなく、そして語中に来た時は「륙」と発音します。
数量じゃない時
- 16(いちろく) → 일륙
- 46(よんろく) → 사륙
- 86(はちろく) → 팔륙
もともと、6の漢字音は「륙」であり、「ㄹ」子音の漢字語が語頭に来た場合、頭音法則により「ㄹ」が「ㅇ」に発音されます。
なので、数量ではない場合、6(육)が語頭で来たら「육」、語中に来たら「륙」と発音します。
뉵と読む時
数量の時で、語中に来ると「뉵」と発音します。
数量の時
- 36(さんじゅうろく) → [삼심뉵]
- 206(にひゃくろく) → [이뱅뉵]
- 1006(せんろく) → [천뉵]
- 40060(よんまんろくじゅう) → [만뉵십]
これは「ㄴ添加」による発音変化です。
数量じゃない時は、語中に来る場合、そして前のパッチムが「ㄹ, ㄴ」以外の場合は「뉵」と読みます。
数量じゃない時
- 36(さんろく) → [삼뉵]
- 206(にぜろろく) → [이뱅뉵]
- 66(ろくろく) → [융뉵]
数量じゃない場合、語中にある육(6)は「륙」と読むと先ほど説明しました。
そして「ㄹ」子音前に「ㄹ, ㄴ」以外のパッチムがある場合は鼻音化が起こり、「ㄹ」子音は「ㄴ」子音に変わります。
韓国語って面白いですよね。笑