
生徒さん
辞書を引いたら「맞다(正しい)」は動詞と書かれているんですが、
韓国人これを形容詞のように「맞다(終止形)」と言うのをよく聞きます。
맞다は動詞でしょうか、形容詞でしょうか。
「맞다(正しい)」は動詞ですが
終止形の時は「맞다」のように形容詞の終止形を使ったりもします。
文法的には「맞는다」が正しいですけどね。

ドゥ先生
解説
「맞다(正しい)」は動詞なので、文法的に終止形は「맞는다」が正しいです。
が、韓国人はほとんど「맞다(終止形)」のように形容詞の終止形を使います。
これは、「맞다」には「殴られる」の意味もあり、主語が人である場合、誤解を招く恐れがあるので、使い分けているんですね。
맞다の意味
- 正しい
- 殴られる
例えば、この文章を見てください

ドゥ先生
네가 맞는다
上記の「네가 맞는다」は文法的には2つの意味になりますよね。
- あなたが正しい
- あなたが殴られる
こうなると、意味を相手に正しく伝えることが困難ですよね。
なので、韓国人は
- 「終止形の맞는다」→ 殴られる
- 「終止形の맞다」→ 正しい
このように使い分けすることにしたんです。
それが、現代になって、「맞다(正しい)」は動詞なのに、終止形の時は形容詞のような使い方をするようになりました。
文法的には「맞다(終止形)」は間違いです。
ですが、現実ではほとんど「맞다(終止形)」を使います。
ちなみに、連体形にする時は動詞のように活用して「맞는(正しい)」のように使います。
韓国語は奥が深いですね。笑